現在スーパーやデパート、コンビニエンスストア等小売業だけでなく、飲食店などあらゆる所で使用されているPOSシステムですが、多くのメリットがあるという理由から導入されています。
売り場の管理から商品管理、顧客管理など幅広い活用ができるPOSシステムには、デメリットは存在しないのでしょうか。
従来のPOSシステムは導入費用が高いという理由から、大手以外の中小小売業、一般商店での導入は難しいと言われていました。
価格以外の面でのデメリットはないのか考えてみましょう。
POSシステムコスト以外のデメリットとは
一言でいうとコスト以外のデメリットは、POSシステムにおいてほとんどないと言われています。
逆に小売業など、日によっては、膨大な客を相手にし、商品をさばく必要があるデパートやスーパー、コンビニエンスストアなどには、今やなくてはならないシステムといえるでしょう。
人によっては、働く人が不要になるのではという問題を指摘する方もいますが、働いている人が不要になるのではなく、働いている方の本来の質を向上するために活用できるのがPOSシステムの特徴なのです。
また近年販売されているPOSシステムは、操作がしやすく、雇用の入れ替えが激しい小売業においては、大変使いやすいメリットがあります。
仕事についたばかりの新人に操作の方法を指導する場合でも1日程度あれば、問題なく操作できる内容となっています。
業務においてのOJTはどのような職種においても必要なことですから、デメリットとは言い切れません。
無線LANの問題
ただ、以前に問題となったPOSシステムの無線LANですが、クレジットカードやpointカードなど個人情報を扱う小売業では、今後も大きな問題になることは間違いありません。
クレジットカードの情報だけでなく、小売業専用のpointカードや会員カードを利用することで、その人の購入履歴などプライバシーが漏洩する危険性も高いと指摘されています。
客によっては、購入した内容を外部の人に絶対に知られたくない、薬や商品などの記録もありますので、小売業などで導入しているPOSシステムを無線LANにすることは、企業型の意識改革が必要なのではないでしょうか。
実際に無線LANのPOSシステムを導入している小売業からクレジットカードの情報が漏洩した事件が発生していますので、今後も注目したい分野ではあります。
無線LANを使用しているPOSシステム
ただ、実際に無線LANを使用しているPOSシステムというのは、今だ普及率が低いのが現状です。
ほとんどの小売業では、セキュリティー強化を図り、事故や事件などのトラブルが発生しないためにと配線工事を行っているところが多いようです。
無線LANにする場合には、データ配信の内容を特殊な暗号化にするなどの対策が必要となりますが、それでも不安はかなり大きいと思われます。
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